遺品整理を始める前に知っておくべきこと
遺品整理はなぜ必要なのか
実家の遺品整理は物を片付けたり処分したりするだけではありません。新しい生活に向けて気持ちの整理をつけるためにも必要な時間です。
遺品整理で気を付けること
実家には家族との大切な思い出の品がたくさんあります。安易に処分して後悔しないよう慎重に進めます。
ご家族様が愛用していたものや思い出の品は安易に処分しないようにしましょう。
手放すと思った時に後ろ髪を引かれたら処分を急ぐ必要はありません。
整理の予定や期限を決める
全てを一度に片付けようとすると大変です、無理のない計画を立てます。この時に、終了の期限を決めて逆算していくのがポイントです。
実家片付けの手順と方法
始める順番として、2階建て以上の戸建てで物が多い家は1階から始めます。上階の物もいずれは外に出すのですから、1階に物が少ない方が作業がスムーズです。
また、大きなものから片付ける方が、片付いている実感がありモチベーションアップにつながります。
実家の遺品整理の手順
仕分け
処分するものと取っておくものに大きく分類します。
整理
処分するものは、処分法が同じものをまとめていきます。
取っておくものは、貴重品、自分で持ち帰って使いたいものなどに分けていきます。
処分
買い取り業者に来てもらう物、リサイクル法に関係する物、フリマアプリに出すもの等に分けて処分します。
実家の片付けのコツ
実家の片付けは思い出の品に触れる機会でもあり、普段の片付けとは少し違います。思い出に触れつつも手際よく進めていきます。
片付けた後に後悔が残らないように、思い出として写真や動画を撮る、思い出の品など持ち帰れそうなものもあわせて選別します。
必要な道具
必要な道具としては
・マスク
・軍手
・ゴミを入れる袋や箱
・ノートとペンなど
事前に準備して持っていきます。
実家の片付けに必要な許可
実家の片づけは一人でできるとしても、遺品の処分は規約や法的なことも含め一人では大変です。
マンションなどの場合
大きな家具や大量のゴミが出ることでエレベーターの独占や騒音などが起こり、近隣住民に迷惑をかける可能性があるためです。
家電リサイクル法
家電製品など処分方法が定められているものもあります。自治体のHPなどで事前に調べておきます。
↓経済産業省、家電リサイクル法
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/kaden_recycle/index.html
処分するものの整理をする時、たくさんあると一度に覚えられません。ノートとペンがあればその都度メモをしておくと内容の把握がしやすくなります。
遺品の処分方法
実家に来て買い取ってもらう
買い取ってもらう場合は実家に直接来てもらう方法が、時間や体力を使わなく済みます。
小さなものを持ち帰ってフリマアプリに出すのはいいように感じますが、量が多いとかえって負担になる場合もあります。
こだわりすぎると自分自身が疲れてしまいます、ほどほどにしましょう。
捨ててはいけないものの判断基準
家電リサイクル法の他にパソコン、自動車、タイヤ、消火器、個人情報が含まれるものなども法律で処分方法が決められています。
疑問に思った物は「○○ 処分 △△市」のように検索して調べます。
リサイクルや寄付の選択肢
使えそうなものはリサイクルや寄付も可能です。自治体で取り組んでいるところもあるので調べてみるのもいいでしょう。
まとめ
実家には家族との大切な思い出の品がたくさんあります。
片付けた後に後悔が残らないように、写真や動画を撮る、思い出の品など持ち帰れそうな物もあわせて選別します。
家にあるものの中には、法律によって処分方法が決まっているものもあります。適切に判断して、すべて自分でやろうとせず買取業者やリサイクルを利用しましょう。
実家の遺品整理は物を片付けたり処分したりするだけではありません。新しい生活に向けて気持ちの整理をつけるためにも必要な時間です。
実家の片付けを振り返って、いい時間だった思えるようにと願っています。
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