実家を相続し、今後どうしたらいいか迷いますね。
「実家を売るのは寂しい。けど先々のことを考えると…」と、心情と現実のなかで揺れ動いているかもしれません。
この記事では、実家売却を検討していあなたに向けて、決断をサポートするための心の整理をまとめました。
実家を手放す寂しさとの向き合い方
長年暮らしてきた実家を売却することは、寂しい気持ちになるのは当然です。
寂しい気持ちになるのは、あなただけでなく多くの人が経験する気持ちです。まずは、その気持ちを否定しないようにしましょう。
思い出を振り返り感謝の気持ちが湧いてくると、心に整理がつくこともあります。
思い出を残すための工夫
実家には、いろいろな思い出が詰まっていますね。その思い出を形に残してみましょう。
例えば
・写真を整理して手元においておけるくらいのアルバムを作る
・室内や外観の動画を撮っておく
・思い出の品を自宅に持ち込む
全てを残すことはできなくても、懐かしい思い出を今までとは違う形にして残すことができます。
帰る実家がなくなる不安
実家を売却すると、帰るふるさとがなくなると感じますか?
家は無くなっても、街はあなたをいつでも受け入れてくれるはずです。新しい思い出を積み重ねていきましょう。
売却を決める前に知って後悔を減らす
やっとの思いで売却を決断したのに後悔が残ってしまった。そうならないように、あらかじめ知っておくことを確認しましょう。
空き家を放置するリスク
実家を放置しておくと
・老朽化が進み倒壊の危険性が高まる
・資産価値が下がる
・犯罪に利用される可能性
・地域住民に不安を与える
問題点が多く、空き家の放置は避けたいものです。売却と比較することで方向性が見えてきます。
売却金の運用計画で注意すること
売却代金は大金になる場合が多く、資産の活用や運用の計画を立てておくことも重要です。
有効に活用できる計画が立てられたのならば、実家を売却しても寂しい気持ちが減るかもしれません。
気をつけたいのは、全額が手元に残るのではないことです。
売却代金から仲介手数料や譲渡所得税が引かれますので(取引内容によります)、不動産会社に確認しましょう。
引かれる可能性のあるもの
・仲介手数料
・抵当権抹消費用(抵当権が設定されている場合)
・譲渡所得税・住民税(売却して利益が出た場合)
・解体、残置物処分、測量費用(場合による)
親戚の何気ない一言
意外かもしれませんが、相続していない親戚の何気ない一言が売却の決断を鈍らせることがあります。
売ったらお母さんが悲しむわよ、などの親戚の何気ない一言は気にしないようにします。
実家を相続したのはあなた、責任を負うのもあなたです。私が決めますと毅然とした態度を取りましょう。
思い出と今後の生活のバランスの取り方
実家の売却は簡単には決められません。いろいろな感情とともに判断をすることになります。
また売却後も、実家を思い返す時があると思います。いい思い出にできる工夫を取り入れるのも一案です。
実家を手放す時の心理的なケア
実家の売却は大きな決断です。心理的なサポートが必要な場合は、無理せず専門家への相談を検討してください。
写真や動画で思い出を保存するメリット
実家を売却前に写真や動画として記録をしておきます。デジタル化にすることで保管に場所を取りません。
実家を売却する理由と他の選択肢
最後に売却以外の実家の活用法についてあげます。
検討した上で最終的に売却になったとしても納得感は違ってくると考えます。
売却を選ぶケース
- 老朽化が進み、修繕費用がかかる
- 遠方に住んでおり、管理が難しい
- 資金が必要な場合
売却以外の代替案
- 賃貸に出す
- リフォームして自分たちで住む
- 投資用に活用する
- 自分で事業をする
売却によって得られるメリット・デメリット
メリット
- 売却代金が入る
- 固定資産税などの負担がなくなる
- 老後資金や教育費などに資産活用ができる
デメリット
- 思い出の実家が無くなる
- 税金や費用が多くかかる場合がある
まとめ
長年暮らしてきた実家を売却することは、寂しい気持ちになるのは当然です。
寂しい気持ちになるのは、あなただけでなく多くの人が経験する気持ちです。まずは、その気持ちを否定しないようにしてください。
実家売却は大きな決断です。売却以外の選択肢も検討しつつ納得のいく選択ができることを願っています。
関連記事
空き家になった実家をリフォーム無しで貸したいと思った時の注意点
↓画像をタップすると記事をお読みいただけます
弊社サービス「空き家管理の巡回サポート」
詳細⇒ https://tym-tokyo.co.jp/vacant-house/
弊社代表のメルマガ